タコ配とはどのようなものですか?
タコ配というのは、実際には配当に必要な利益が出ないにもかかわらず、資産売却で利益を捻出したり、あるいは利益剰余金を取り崩したりして無理に一定の配当を行うことをいいます。
わかりやすく言うと、タコ配とは、会社の蓄積を食い潰して配当することです。ちなみに、タコが自分の足を食べているのと同様なのでタコ配といいます。
具体的なタコ配とは?
タコ配とはいっても、業績の不振が一時的なもので、会社の蓄積が厚いのであれれば特に問題視するほどのことはありませんが、実際には放漫経営の結果、体裁をつくろうために無理は配当が行われるケースが少なくないようです。
なお、配当可能利益が実際にはないのにあるように見せかけて配当した場合には、経営陣はその企業から損害賠償を求められることがあります。 |