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タコ配について

タコ配とはどのようなものですか?

タコ配というのは、実際には配当に必要な利益が出ないにもかかわらず、資産売却で利益を捻出したり、あるいは利益剰余金を取り崩したりして無理に一定の配当を行うことをいいます。

わかりやすく言うと、タコ配とは、会社の蓄積を食い潰して配当することです。ちなみに、タコが自分の足を食べているのと同様なのでタコ配といいます。

具体的なタコ配とは?

タコ配とはいっても、業績の不振が一時的なもので、会社の蓄積が厚いのであれれば特に問題視するほどのことはありませんが、実際には放漫経営の結果、体裁をつくろうために無理は配当が行われるケースが少なくないようです。

なお、配当可能利益が実際にはないのにあるように見せかけて配当した場合には、経営陣はその企業から損害賠償を求められることがあります。

関連トピック
立ち会いとはどのようなものですか?

立ち会いというのは、取引所に会員証券会社の売買注文処理担当者(場立ち)が集まり、株式や債券の売買注文を成立させることをいいます。

なお、その場所が立会場で、競争売買による価格形成を原則とします。

東京証券取引所の立会場廃止について

東京証券取引所では、売買高の増加に対処、立ち会いの合理化を図るために、1982年からコンピューターによる売買注文の付け合わせシステムを稼動させ、立会場で人手により注文を処理するのは売買高の多いおよそ150銘柄のみに絞ってきました。

また、立会場銘柄についても、1990年11月の立会場事務合理化システム導入を機にコンピューター処理を推進したことから、1998年3月には、どのような注文でもコンピューター処理が可能になり、立会場の存在価値がなくなりました。

そして、維持コストの削減もあり、1999年4月末で立会場は廃止されました。


タコ配とは?
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