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立会場の廃止について

立会場の廃止とはどのようなものですか?

東京証券取引所の立会場は、維持コストの削減もあり、1999年4月末で廃止されました。

ちなみに、欧米ではロンドンが1986年に、パリが1994年に立会場を廃止、日本でも東証に先立ち大阪証券取引所が1997年12月に廃止しています。

立ち会いという用語もなくなるのですか?

立会場の廃止によって、厳密な意味では証券取引所での取引を立ち会いとはいえなくなります。

しかしながら、取引所が集まってきた注文を付け合せて売買を成立させるという機能を失わない限り、通常取引を立ち会いといっても違和感はなく、立ち会いという言葉は残るものと思われます。

関連トピック
立会外取引とはどのようなものですか?

立会外取引というのは、証券取引所を通じて行われる時間外取引のことをいいます。

ちなみに、東京証券取引所では、1998年6月にToSTNeT(トストネット)というシステムを導入していますが、このシステムですと、立会内取引で決定した直近の終値などを基準に一定範囲内の価格で取引することができます。

立会外取引が利用されるケースとは?

立会外取引は、株価に影響を与えることなく大口の取引ができることから、自社株買いや機関投資家が複数銘柄を一度に売買する「バスケット取引」などに利用されてきました。

改正証券取引法での立会外取引について

2005年に起きたニッポン放送の株式争奪戦では、ライブドアが市場内の立会外取引で大量の株式を購入したことが発覚しました。

これにより、改正証券取引法では、同取引においても発行済み株式の3分の1超を取得する場合には、TOB(株式公開買い付け)実施が義務づけられるようになりました。


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