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立ち会いについて

立ち会いとはどのようなものですか?

立ち会いというのは、取引所に会員証券会社の売買注文処理担当者(場立ち)が集まり、株式や債券の売買注文を成立させることをいいます。

なお、その場所が立会場で、競争売買による価格形成を原則とします。

東京証券取引所の立会場廃止について

東京証券取引所では、売買高の増加に対処、立ち会いの合理化を図るために、1982年からコンピューターによる売買注文の付け合わせシステムを稼動させ、立会場で人手により注文を処理するのは売買高の多いおよそ150銘柄のみに絞ってきました。

また、立会場銘柄についても、1990年11月の立会場事務合理化システム導入を機にコンピューター処理を推進したことから、1998年3月には、どのような注文でもコンピューター処理が可能になり、立会場の存在価値がなくなりました。

そして、維持コストの削減もあり、1999年4月末で立会場は廃止されました。

関連トピック
立会場の廃止とはどのようなものですか?

東京証券取引所の立会場は、維持コストの削減もあり、1999年4月末で廃止されました。

ちなみに、欧米ではロンドンが1986年に、パリが1994年に立会場を廃止、日本でも東証に先立ち大阪証券取引所が1997年12月に廃止しています。

立ち会いという用語もなくなるのですか?

立会場の廃止によって、厳密な意味では証券取引所での取引を立ち会いとはいえなくなります。

しかしながら、取引所が集まってきた注文を付け合せて売買を成立させるという機能を失わない限り、通常取引を立ち会いといっても違和感はなく、立ち会いという言葉は残るものと思われます。


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