投資尺度とはどのようなものですか?
投資尺度というのは、投資物件として採算がとれるかどうかを測る基準のことをいいます。
株式の投資尺度は?
株式の場合は、通常、利潤証券としての価値を測ることが多く、PER(株価収益率)がそのモノサシとして用いられることが多いです。また、それ以外にも、次のようなものがあります。
■配当利回り
⇒ 1980年代以降、株価の上昇で有効性が薄れましたが、2000年代になり、株価の長期下落で再び見直されつつあります。
■PBR(株価純資産倍率)
⇒ 時価会計の導入とともに、日本企業のバランスシートが信認を回復しつつあることで、一定の意味を持つようになってきました。
■株価キャッシュフロー倍率
⇒ 業種特性などに注意しないと判断を誤ります。
なお、企業価値の分析手法が高度化しており、EVAなど新たな投資尺度が生まれています。 |