投資クラブというのは、株式などに投資するのを目的として、友人や職場の仲間が集まり、比較的小口の資金を積み立てて、合議のうえで銘柄選定を行い、得られた収益を分け合う組織のことをいいます。 ちなみに、この投資クラブは、1940年代に米国で誕生したものであるといわれており、米国では万単位のクラブが全国団体に加盟しています。 なお、欧州でもフランスを中心に普及しています。
日本では、バブル相場崩壊後の1990年代に入り導入論議が高まりました。 旧大蔵省は当初「投資顧問や投資信託との差別化が難しく、投資家が混乱する」との理由から難色を示していました。 しかしながら、民間の投資家団体が独自に規約を制定し、それに沿って設立の動きが出てきたことから、日本証券業協会にガイドライン(規約案)を作らせ、それを踏まえて1997年2月にゴーサインを出しました。
□分散投資