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経常利益について

経常利益とはどのようなものですか?

経常利益というのは、企業のその決算期に出た実質利益のことをいいます。

具体的には、売上高から売上原価、販売費・一般管理費を差し引いたものが営業利益ですが、そこからさらに金融収支などの営業外損益を加減したその期の利益が経常利益です。

経常利益が重視される理由は?

いわゆる利益(税引き利益)は、その期の営業活動と直接関係のない土地や有価証券の売却益、不慮の災害などによる特別損益が加減されることが多いので、正確な利益をつかむには経常利益が重視されます。

とはいえ、銀行株など上場株を流動資産の短期有価証券に計上し、業績低迷期などにはそれを売却して営業外収益を膨らませる企業も多いですから、経常利益=実質利益と判断しにくい側面もあります。

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銀行保有株式制限法とはどのようなものですか?

日本の銀行は大量の株式を保有していましたが、1990年代に入ってからの株価急落で保有株の含み損が自己資本を毀損し、その結果銀行経営の安定性を損ねてきました。

また、1990年代後半からは、3月の年度末ごとに株価下落で金融システム不安が高まり、それがさらに株式相場の下げを加速させるという悪循環を繰り返してきました。

この銀行保有株式制限法は、こうした銀行経営を保有株式の変動リスクから遮断し、金融システムを安定化させる狙いで2001年11月に成立したものです。

銀行保有株式制限法の適用について

銀行保有株式制限法の適用は2004年9月からですが、自己資本を大幅に上回る株式を持つ銀行については、政府の承認があれば、最長2年間はこの規制の適用を猶予することができるとされました。


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