スミソニアン体制の内容は?
ブレトン・ウッズ体制のもとでは、平価の上下各1%であった為替相場の変動幅が、スミソニアン協定では、中心相場の上下各2.25%への拡大が取り決められました。
また、それと同時に、ドルの切下げ(金価格の引上げ)と各国通貨の調整(ドルに対する切上げ)が実施されました。
ちなみに、円も16.88%切上げられ、1ドル=308円となりました。
スミソニアン体制の崩壊
しかしながら、その後もドルへの信認は回復せず、1973年2月には日本が、3月にはEC諸国も変動相場制に移行したことにより、スミソニアン体制は、完全に崩壊しました。 |